コスメコンシェルジュが教える「基礎化粧品」の正しい使い方

2018.05.15

美容

ライター：homari

【category】美容全般（コスメ、美容器具、美容アイテム、美容基本知識）

コスメコンシェルジュとしてライター活動を開始。趣味はコスメ調査という根っからの美容好き。美容知識を活かして女性の悩みどころをピンポイントで情報発信することを心がけ、わかりやすい記事表現には高評価をいただいております。ライターとしてはまだまだ未熟ですが、わかりやすいコスメ解説を心がけております！

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自分の肌質を理解していますか？「肌質」ってどんなものがあるか知っていますか？どんなにいい基礎化粧品だって、肌質に合っているものを使わなければお肌は喜びません。基礎化粧品を正しく使う方法をコスメコンシェルジュから皆さまへ分かりやすくレクチャーいたします！

自分の肌質を知る

皆さんは、自分の肌質を理解していますか？
「肌質」ってどんなものがあるか知っていますか？
どんなにいい基礎化粧品だって、肌質に合っているものを使わなければ
お肌は喜びません！

まずは基礎化粧品を正しく使う方法を知るために肌の特徴をちゃんと把握しておきましょう！

肌質①「普通肌」

この肌質はこの通り、ごくごく普通の肌質です。
うるおいはあるが、変化しやすい。
水分が多く、皮脂のおおい肌です。

肌質②「脂性肌」

イメージでいうと、テカテカ、べとつき肌といったところでしょうか。
うるおいはあるが、べとつきやすい。
皮脂も水分も多い肌です。

肌質③「乾燥肌」

この肌質で悩んでいる方は多いはず。
笑ったときとか頬のこわばりなんかも感じます。
カサついて、荒れやすい。
皮脂も水分も不足している肌です。

肌質④「混合肌」

ここまで紹介した肌質のどれにも当てはまらない。
脂っぽいのに、かさつく。
皮脂が多いのに水分が不足している肌です。
顔の箇所によって乾燥していたり、べとついていたりする。
例えば、Ｔゾーン（鼻筋、おでこ）はべとつくのに、Ｕゾーン（頬）はカサつくなど
肌の状態が混合している方はこの混合肌といえるでしょう。
この肌タイプの方が１番多いともいわれています。

肌は環境や状態によって、場面ごとにいろいろな表情をみせます。
リアルタイムでご自身の肌質を知っておき、それに対してどうアプローチするのかが非常に大事なポイントです♪
それには基礎化粧品の存在は肌の土台作りとして非常に大切なことを覚えておきましょう。
ケアを怠ったり間違えた使い方をすると、肌は劣化し「たるみ」や「肌荒れ」などの原因にもなりかねませんので、基礎化粧品の正しい使い方をこれから学んでいきましょう！

肌の仕組みを知る

次に肌の仕組みを知ることで、基礎化粧品を吸い込んで肌が喜ぶイメージをしてみましょう。
肌は上から順に「表皮」、「真皮」、「皮下組織」と構造されています。

「表皮」

表皮は上から順に角質層、顆粒層（かりゅうそう）、有棘層（ゆうきょくそう）、基底層（きていそう）という構造でできています。

表皮の役割は、皮膚の一番外側に存在しているので「水分の保持をする」「細菌などの感染から肌を守るバリア機能」をしています。
お肌にとって基本的な、そして大事な役割をしています。
また角化細胞が基底層から少しずつ押しあげられ、角質層で角片として剥がれて分離してしまう新陳代謝が「ターンオーバー」です。
この周期は基底層から角質細胞までかかる期間が14日間かかり、角質細胞が最後に表皮から剥がれてしまうまで同じく14日間、合計で28日間の周期となります

「真皮」

真皮は乳頭層（にゅうとうそう）、網状層（もうじょうそう）、繊維芽細胞（せんいがさいぼう）、基質、コラーゲン繊維、エラスチン繊維などからできています。

なんとなく聞いたキーワードもあるでしょう。
そう！コラーゲンや、エラスチンなど、美容成分の名前で聞いたことあるものが出来てきました。
真皮の70％はコラーゲン繊維が占めておりそれらを維持する、助ける役割をしているのが他の成分です。
コラーゲン繊維は肌の弾力を生む成分ですから、真皮は肌のハリや弾力を保つ部分といえるでしょう。
肌年齢、肌の見た目年齢にも大きく影響してくる部分です。

「皮下組織」

真皮の真下にあり、皮膚とその下にある筋肉と骨の間にある部分です。
脂肪をつくり蓄える働きがあるのでクッションのような役割をしています。

季節にあったスキンケア

自分の肌質、お肌の構造が分かったら今度は季節にあったスキンケアを覚えたいもの。
日本は四季折々があり、本当に素晴らしい国ですよね。
それはたしかに私も納得ですが、気候の変動にお肌がついていかないことは大きな悩みです。
春夏秋冬の気候と肌への影響を理解して、気持ちよく過ごしていきたいものです。

春

乾燥のひどい冬に比べ、若干肌への潤いは増しますが花粉やほこりなどで肌は汚れやすく、乾燥もまだまだ大敵です。
そして春というと、新生活が始まる方も多いので肌悩みつきもの。
春にあったスキンケアは保湿をしっかりして、優しくいたわってあげることが必要です。
時には敏感肌用の基礎化粧品もオススメです。

夏

汗の量が増え、湿気も多いので肌のテカリやベトつきがきになります。
それに影響して、ニキビや吹き出物といた悩みも。
そして強い紫外線！！
日焼けや水分不足が気になります。
そして、室内ではエアコンによる乾燥・・・。
どうにかして、お肌の水分量を保ちたい・・・。
そこでオススメなのは「セラミド」です。
セラミドには水分をはさみこむ役割があります。
基礎化粧品を選ぶ際には「セラミド」に注目してみてください。

秋

だんだんと乾燥の気になる季節です。
秋というとだいたい９月～11月ころのことをいうと思いますが、９月と11月ではだいぶ気温、気候が違ってきますよね。
毎日の肌の状態を見極めながら、うまく基礎化粧品を使い分けていく必要があります。
だた、難しいところがあると思います。
だから、私は夜のスキンケアを十分にするようにしています。
保湿命です！！！
やっぱり、毎日の気候や時期的な気候の変動を見極めるのは難しいですよね。
夜のスキンケアをしっかりしていれば、一日疲れた肌を癒すこともできますし、朝気持ちよく目覚めることもできます。
そして、忘れてならないのは夏の残骸のケアです。
お肌は夏の紫外線にかなりダメージを受けています。
美白ケアを忘れずに！！

冬

とにかく乾燥の気になる季節です。
乾燥はしわ、たるみ、くすみの３悪を起こします。
(私はしわ、たるみ、くすみのことを「お肌の３悪」と呼んでいます。)
乾燥を防ぐためには、まずは基礎化粧品をただしく使うことです。
化粧水→乳液→保湿クリームは必須です。
特に保湿クリームは化粧水や乳液の潤いにフタをする役割があります。
多少、ベタつきが苦手でも使うようにしましょう。
また、使う前に手を温めること。
温かい手で使ったほうが、肌に熱が通じ血行促進につながります。
また、この時にマッサージなんかも加えると効果は倍増するでしょう。
そして、加湿器を使う、常に水分補給を意識して環境や体の内部からも乾燥を防いでいきましょう。

この他にお肌にできること

ここまで、自分の肌質、肌のしくみ、季節にあったスキンケアについて説明してきましたが、最後に基本的ケアの他に私が実践しているケアをお話しします。

導入美容液

洗顔後すぐに使用する美容液です。
ブースター美容液とも言われています。
この導入美容液は肌を柔軟にし、スキンケアアイテムの浸透をよくしてくれます。
また、洗顔後すぐに使用することで、洗顔後の急な乾燥も防いでくれます。

アイクリーム

目元用のクリームです。
乳液や保湿クリームに比べこっくりとした感触です。
まぶたは汗腺がなく、皮脂腺も少ない。
角質も少ないので非常に乾燥しやすい箇所です。
また、瞬きで運動量も多くとてもデリケートなのです。
アイクリームはエイジングケアの一種と思われがちですが、年齢問わず使用することをオススメします。

フェイスマスク＆美顔器

言わずと知れたフェイスマスクですが、これに加え美顔器を使用するのがオススメです。
美顔器は微量の電流が流れるタイプのものを使用することで、フェイスマスクの美容成分がしっかり肌に浸透していきます。
使用後は明らかに肌色が違う！
翌朝は明らかに肌ツヤが違う！
多少値が張る美顔器もありますが、昔よりはリーズナブルになったので手に取りやすくなりました。
また、フェイスマスクもたくさんの種類が出ています。
その時のお肌の調子に応じて使い分けましょう。